名古屋市から運動会(体育祭)のご依頼

こんにちは、出張撮影の服部写真事務所です。
本日の事例紹介は名古屋市のK様ご一家からの運動会の撮影依頼になりますが、
今回はご家族についての具体的な記述より、運動会の撮影一般について
書いていきたいと思います。

運動会といえば、秋の行事だと思われていませんか?

私が小学生の頃は9月、10月の秋口に行われることが一般的でありましたが
平成に入ってからは5月、6月にも行われることが増えていき、最近ではすっかり春と秋と
運動会の開催割合も2分するような形になって参りました。

春に運動会の開催が増えているのは、秋口の残暑が厳しいからという理由や
秋に他の行事と重なることが多いので、行事の分散化という理由もあるようです。

撮影する立場からしても、5月の運動会は陽射しはきついものの
9月の運動会に比べれば暑さはそれほどでもありませんし、
運動会の撮影期間が年2回であることは、より多くのお客様を撮影することが
可能になりますのでありがたいことです。

自分の目で見て記憶に残す

運動会の撮影ですが、カメラを構えてらっしゃる保護者様が目立つ
一方で、出来上がりの写真が苦労した割には、イマイチよくなかった
という声を耳にすることが多いです。

これは、一般の方が大きな運動場でお子様を撮影しようと思うと
望遠レンズが必要になったり、また元気に動く子供達の撮影は
動きが俊敏ゆえにブレてしまうことが多く、
一般の方が綺麗に写真を撮ろうと思うと、
なかなか難しいシチュエーションになります。

加えて、撮影に集中するあまり「思い出」としての記憶に留めることが
疎かになりがちでもあります。
というのも、慣れない運動会のような撮影ですと、
カメラの設定がうまくいかなかったり、お子様がどのような動きをするのかを
ファインダー越しに追っていると、色々気を配る点が増えてしまい
「記憶に残す」ことより「記録に残す」ことの方に関心がいってしまうのです。

私は写真というのは記憶をたどるための、きっかけの一つだと思っています。
行事やイベントごとは、まず自分の目でみて、耳できき、そして体で雰囲気を感じる
これがやはり一番大事なことです。
運動会であればお子様が、
楽しそうにしているな!不安そうだな!1番になれるかな?
こういった感情は不慣れな撮影をしていると、なかなか思いめぐってはきません。

ですので、運動会の記念としていい写真を残したいな!と思う方は
プロのカメラマンに依頼されご自身は、お子様の一挙一投足に目をやり
のんびり観戦なさるのがよいのではないかと思うのです。

打ち合わせの如何によって写真の出来が変わります

服部写真事務所の運動会の撮影は、まず打ち合わせからスタートします。
運動会開催の1週間程前にご自宅や近隣の喫茶店でお子様を交えての打ち合わせを行います。
当日いきなり現地に赴きシャッターを切るようなことは、まずございません。

打ち合わせでは、お子様のお名前や容姿の確認と共に、
事前にコミュニケーションを図っておくことで、
運動会当日の撮影で、カメラマンに対して違和感なく接してくれるようになりますし、
ピースサインや笑顔を作ってくれたりもします。
やはり一度会って話をしているだけでも
出来上がりの写真は全く違ったものになります。
カメラマン側としても、事前にお子様と会っておくことで当日どの子だったかな??と
見失うようなこともなく安心です。

その他、運動場の位置を写真や図で確認しながらプログラム内容の確認も行います。
プログラムも個人競技から団体競技まで様々です。
徒競走であれば走る順番、スタート位置とゴール位置のチェック、
騎馬戦や綱引きといった競技であれば集団でのおおよその位置など、
把握しておくべきポイントは色々あります。お子様が参加していないプログラムの時は、
次の参加プログラムに向けて撮影にベストな位置まで移動するのです。

事前のプログラムの確認は撮影者側だけにメリットがあるのではなく、
依頼されたお客様やお子さんにとってもメリットがあり、
この競技の場合は入場が北側で・・・こういう風に動いて、など
当日の流れを確認できるはずです。

このように1時間程度の打ち合わせを行い、
カメラマンとして当日の動きを考えながら運動会の撮影を迎えます。

目立たないように撮影します

運動会当日は余裕をもって30分前にはご自宅にお伺いするようにしています。
学校での待ちあわせですと大勢の中で保護者の方を探しづらいので、
極力ご自宅から一緒に学校に向かうようにしております。

開会式までは保護者の方とご一緒し、お子様の位置を改めて再確認します。
打ち合わせで1度お子様と会ってはいても、当日の服装はみな同じ体操着なので
傍目に見るとよく似ている子もいるので勘違いのないように
この段階でしっかり確認をしておかなければなりません。

実際の撮影については、望遠レンズやプロ仕様のボディを
用いて問題なく進めていきますが、撮影以外に気をつけるポイントとして
あまりプロ感をださずに目立たないよう心がけています。

学校から依頼されているような業者さんは、
よく見るようなメッシュベストと共に腕章を巻いたり、大型のウェストポーチや
リュックを背負っていかにもプロだと言わんばかりの恰好で撮影されます。
もしくは、カッターにネクタイ、スーツっぽいスラックスの組み合わせも多いです。

個人の方が依頼されるカメラマンが、
同じような様相で撮影すると目立って仕方ありません。
お子様にしてもガッツリカメラマンにパシャパシャされると、
クラスメートに冷やかされたりしないか、そういう細かな部分も気になります。
ですので、私が撮影する場合はなるべく目立たないように
カメラが好きな保護者のお父さんや、親戚のカメラ好きのお兄さん、
といった距離感で撮影するように心がけています。
これは地味に喜ばれることが多いです。

撮影した写真は編集してお渡しします

撮影が終了したからといって、それで仕事が終わりというわけではありません。
何百枚と撮影した中から私が良い悪いを選別して、まずはある程度の枚数に絞ります。
その後、色調や露出などより細かく補正しCD-Rに焼いてお渡しとなります。

よくご質問される内容として、だいたい何枚ぐらい撮影して下さるのですか?
とお尋ねされます。実はこれとても返答に困る質問で、○○枚と最初に決めてしまうと
結果的にその枚数に到達させるための帳尻合わせのようになってしまうので、
あまり好きではありません。

それでも過去に納品させていただいた枚数を見てみると、
1時間で50枚~80枚ぐらいに収まっていることが多いでしょうか。
あまり多すぎても見返すのに疲れてしまいます、かといって
少な過ぎてもせっかくプロのカメラマンにお願いしたのに・・・となってしまい、
その塩梅がかなり難しいのです。仕事はしっかりしますので、
枚数に関していえば「おまかせ」していただけるとありがたいです。

また、撮影した写真のデータはCD-Rに焼いてお渡ししてますので
気に入った写真があればお近くの写真屋さんでプリントして頂くことが可能です。
六つ切りを超えるような大きなサイズのプリントに関しては、
当事務所でプリントして納品させていただくことが多いです。

アルバムの制作も承ることが可能ですが、行事ごとに作成していると、
アルバムの数も多くなり整理や見返すのにも一苦労、となりがちです。
写真データさえあればアルバムはいつでも作れますので、
お子様が成人、もしくは結婚までに3冊程度のアルバムにまとめておくというのを
推奨しております。3冊程度なら後々の管理もしやすく見返しやすいです。

パソコン操作が苦手な方にはCD-Rの代わりにインデックスプリントを
お渡しすることもあります。
お客様の環境にあわせて納品の形態も変更できますのでご相談ください。

撮影にかかった費用

撮影料金3.5時間(打ち合わせ・写真編集含む) 55,000円
出張料金(名古屋市内) 3,000円
大四つ切プリント代金、 木製パネル加工 10,000円
合計費用(消費税8%) 73,440円

名古屋や愛知県内で運動会、体育祭、文化祭などプロカメラマンへの
ご依頼は服部写真事務所までご相談下さいませ。