こんにちは。名古屋市丸の内の服部写真事務所です。
当事務所は、愛知県、岐阜県、三重県など東海三県を中心に
出張写真撮影をメインとして、お客様のもとにお伺いし
オーダーメイドの撮影プランで写真撮影をさせて頂いております。
さて、今回の事例紹介になりますが、
船上でプロポーズを計画されたお客様の写真撮影です。
お仕事の関係で以前から面識のあったMさんから、
当事務所にご相談がありました。
「近々プロポーズを考えているのだが、
なにかサプライズをしたいと考えている」
「できれば、写真に収めるなどして記念に残しておきたい」
このようなご相談内容でした。
Mさんは大阪にお住まいの方で、
お付き合いされている方は神戸と伺っております。
夏のプロポーズということもあり、
海で、しかも船の上でのプロポーズだと
サプライズにもなって感動的なのではないか?
と考えてMさんに提案させていただきました。
Mさんの反応は上々で、とんとん拍子で話が決まっていきました。
彼女さんのお住まいから近い神戸ですと、
ポートタワーやモザイクの観覧車といった
神戸ハーバーランド内にある見応えのあるスポットもカバーできます。
そして神戸港を遊覧したのち、
そのまま明石海峡大橋までクルージングし、
橋の下でプロポーズをすることになりました。
船の手配はお任せ下さい
今回プロポーズで使用する船の手配などは、
すべて当事務所が行いました
弊社、全国で利用できるレンタル船の会員と
なっております。特定のマリーナで船を管理所有している
わけではないので、本件と同じような依頼であっても
全国でご対応が可能です。
また、通常は船をレンタルするコストだけでなく、
別途キャプテン(船長)の派遣が必須になります。
しかしながら弊社では、カメラマンである私が
操船に必要なライセンスも所持しておりますので
お客様が負担する費用を削減することができます。
カメラマンがキャプテンを兼ねることは、
費用の削減だけでなく、写真の出来映えにも影響します。
一般のクルーズ船であれば、船は常に動き続けており
同じ場所で停留することはありませんので、
撮影には向いておりません。また、位置や角度にも
拘ることができないので撮影には不向きです。
その点、カメラマンがキャプテンをしていれば
撮影スポットで船を停留させ、さらには船の向きを
自在に変化させることで、ベストな1枚を作り出せるのです。
ただしチャーター船を利用することはいいことづくめではなく、
デメリットとしては、費用が高くなること、大型船より揺れること、
この2点があげられます。
乗り合い船ですと、カメラマンとご依頼されたカップルの
3名の乗船料だけで済みます。チャーター船の場合は、
船のチャーター料だけでなく燃料代もかかってきますので
乗り合い船よりもコストはかかります。
そして、チャーター船は大きさが24ft(7m前後)のものが多いので
大型のクルーズ船よりも揺れを感じやすいです。
酔いやすい方は心配されるかもしれませんが、
通常フォトクルージングの場合は波が穏やかな
湾内の沿岸部を航行することが多く、
船が動いているときはそこまで揺れを気にすることはありません。
サプライズの下準備
迎えた当日、予めMさんは彼女さんに送る花束を
店頭で受け取り集合場所のヨットハーバーで私と合流しました。
彼女さんへは、フォトクルージングという名目で船の上で
写真を撮ってもらうというイベントだと告げておりまして
Mさんが用意なさった花束は、彼女さんを迎えに行く前に
チャーターした船内に隠しておきました。
私はというと、Mさんが迎えに行っておられる間、
操船方法の確認や機材の最終チェックに時間を充てておりました。
出航の準備が整い、
あとはMさんの彼女さんが到着するのを待つばかり。
普段通ることのない、マリーナのプライベートゲートから
桟橋へと近づくMさんの彼女さん。Mさん共々満面の笑みで、
弊社が手配しておいたチャーター船に乗りこまれます。
当初予定の出航時刻より少し遅れてしまわれましたが、
チャーター船なので全く問題ありません。
乗り合い船とは違い自由が利くのは良い点です!
マリーナのスタッフさんに見送られて出発です。
予めマリーナのスタッフさんにもサプライズでの
船上プロポーズについてお話しておりましたので
皆さん手を振りながらニコニコと見送って頂きました。
気に入ったスポットで写真撮影
神戸港はクルージングに最適の海です。
マリーナから出発してすぐに色々な見どころがあります。
ポートタワーをはじめ、神戸海洋博物館やモザイクの観覧車など
海上から眺める風景は陸上から見るのと一味違います。
程よく船を走らせながら、写真映えしそうな場所があれば
船を停泊させてお二人にポージングしてもらいシャッターを切ります。
一般的な乗り合い船ではこのようなことはできませんので、
チャーター船ならではのだいご味といえるかもしれませんね。
自らもカメラがご趣味のMさんも、持ってこられたカメラで
彼女さんを撮影されたり周りの風景を撮影されておられました。
明石海峡大橋でプロポーズ
ゆったりとしたクルージングと、神戸港の見どころでの撮影を終えて
いよいよプロポーズの場所となる明石海峡大橋に向かいます。
神戸港から明石海峡大橋は、多少離れておりますので
その間、お二人にはお茶やジュースを飲みながら
クルージングを楽しんでもらっておりましたが
実際のところ、Mさんも私もこれから迎える「その時」に
備えて内心はハラハラドキドキしておりました。
神戸港で、お二人の記念写真の撮影は殆ど済んでおりましたので
Mさんからはプロポーズの瞬間は動画で撮影して欲しいと
事前にご依頼を受けておりました。
細かなカメラワークなど、本職の動画カメラマンのようには
いきませんがベースにスチルの技術があれば動画もある程度の
クオリティで撮影することは可能です。
神戸港から数十分かけて、いよいよ明石海峡大橋にやってきました。
船から見上げる明石海峡大橋は壮観です。
事前のお打ち合わせ通り、船内に隠しておいた花束を持って
Mさまがデッキに腰かける彼女さんの元へ、そしてプロポーズです。
私はGO PROでドキドキしながらその瞬間を撮影しておりました。
プロポーズに対する、彼女さんの返答はYes!
サプライズでしたのビックリされながらも満面の笑みで、
受け答えされてらっしゃいました。Mさんはといえば、安堵の笑顔です。
本当によかったです!
お二人が明石海峡大橋を通る度に、この橋の下でプロポーズしたという
素晴らしいシーンがいくつになっても思い出されるのでしょう。
明石海峡大橋からマリーナへ戻る最中は、
Mさんも随分とリラックスされお二人でクルージングを
楽しんでおられました。
クルージングと撮影が同時に行えるのは、当事務所ならではだと思います。
相も変わらず続くコロナ禍の中、周りを気にせず楽しめる船の上での
イベントはプロポーズでなくてもオススメです。
費用面について
今回かかった費用ですが、
・ボートのレンタル料金
・燃料代
・撮影費
・出張費
・手配代行代など
となりまして、約18万円程の金額となりました。
ボートのチャーター費に関しては、平日か祝日か
また使う船の種類によって大きく費用が変わってきます。
今回使用させて頂いた船はグレードが高い船でした。
また、クルージングの距離によって
燃料代も異なってきますので事前にプランなどご相談させて頂き
見積をださせていただきます。
ギャラリー